演出: 三好 恵理子
公演: 2008年12月17日〜21日
   (8回公演)
会場: 劇場 MOMO
   (東京・中野)

この度、あなたは陪審員に選ばれました。
公正なる判断を・・・

Plug-In presents Volume 5

『12人』

作品紹介

2008年12月公演作品は、陪審員制度をテーマにした作品となります。殺人事件の「陪審評議」を扱った作品や陪審裁判を扱う作品はあっても、それぞれの陪審員の個性等を描いた作品は少なく、「12人」は陪審員の個性を描いています。今回のPlug-Inのテーマはそれぞれの人間の抱えるものを陪審評議の場を通して描いていきたいと思います。

2009年から日本においても「裁判員制度」が始まります。 日本の裁判員制度は、「12人」で扱う「陪審員制度」とは異なっていますが、専門家以外の人間が、その人の一般常識や良識にしたがって他人の刑罰や量刑に関わるという点においては共通しています。 裁判員制度では、3人の裁判官と供に民間から選出された6人の20歳以上の市民が裁判員として第一級犯罪の裁定に関わります。それに対して、陪審員制度では12人の市民が裁判官などの専門家の介入のない状態で話し合い、一定の時間内に全員一致による評決を出すか、評決不一致として結論を出さないかのどちらかの選択肢が与えられています。 

人が人を裁くこと、それは恐ろしいことかもしれない。 しかし、人以外に人を裁くことは不可能です。

人間がそれぞれにどんな「常識」や考えを持っているのか、それは話し合う機会を持たないことにはわかりません。 実際、法律も常識も国家も、目に見えない「社会」の一部だといえるのではないでしょうか。人間同士が話し合い、ぶつかり合いながら人間に対する理解を深めていく様子を描くために、それぞれの役者の個性を尊重し、リアルな感情を舞台にのせて表現することを目指しています。 紙にしたためられた「法律」に威厳を持たせることよりも、人間そのものを尊重し、人間の抱えるさまざまな感情や状況を理解しようとする姿勢が大切なのではないかと思い、それぞれの陪審員の個性に注目して配役を決め、台詞を書き換える作業を重ねてきました。 今回の「12人」はPlug-In独自の脚本によって上演されます。 法律や常識、倫理や思想にとらわれた人間像がそれぞれに意見を持ち、それぞれの生き様が交差する「評議」の場を描きます。 乞うご期待!!!

This is a story about twelve ordinary people who happened to be chosen as jury trying to find the unseen truth.




出演:

青山治
石倉祐樹
太田実乃里
さいださだこ
嶋和貴
ひのあらた
福井利之
藤代三千代
保科由里子
政宗
茉莉以
柳内佑介